医療過誤・医療事故に関する慰謝料

このページでは、医療現場に関する慰謝料の判例を取り上げてみたいと思います。

なお、交通事故や離婚と異なり、医療過誤は訴訟の中でも専門性が高い業務なので、依頼する際は医療分野の経験豊富な弁護士さんに依頼するのが無難だと思います。

医療過誤・医療事故に関する慰謝料の判例

事件番号等 慰謝料額 裁判で認められた弁護士費用 概要
平成17(ワ)763 損害賠償請求事件 平成21年01月28日 岐阜地方裁判所 原告aに1080万円、他の原告に各360万円 原告aに183.8万円、他の原告に各56.7万円 医師の指導が不十分だったことにより肝癌の発見が遅れた。
平成19(ワ)250 損害賠償請求事件 平成21年01月27日 仙台地方裁判所 300万円 30万円 入院中に多臓器不全で死亡した患者に対し、迅速に治療がされていれば結果が変わったかもしれないという心情及び諸般の事情に対する慰謝料
平成18(ワ)273 損害賠償請求事件 平成20年12月16日 仙台地方裁判所 2800万円 500万円 看護師が点滴の量を間違えたことによる医療事故死に対する慰謝料
平成17(ワ)2218 損害賠償請求 平成20年10月31日 名古屋地方裁判所 300万円 30万円 医師の説明義務違反により遺族が被った精神的苦痛に対する慰謝料
平成8(オ)2043 損害賠償 平成11年02月25日 最高裁判所第一小法廷 判決 破棄差戻し 福岡高等裁判所 300万円 60万円 医師の注意義務違反と死亡との相当因果関係はないが、肝細胞癌に対するある程度の延命が期待できる適切な治療を受ける機会を奪われ、延命の可能性を奪われたものであり、これにより遺族が受けた精神的苦痛に対する慰謝料

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